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2024.12.8 (日)
部長のつぶやき③
KYOWA HOME 部長の柳川です。
これから家づくりを進める方へ、いろんなことを調べられて勉強されていると思います。
ご存じの方もおられると思いますが、2025年問題住宅業界において大きな変革の年になります。
つぶやき②で示した、省エネ判定にかかわる改正内容についてお話します。
・建築基準法2025.4.1改正 (建築物省エネ法)
法律の骨格は、2025年4月からは、原則としてすべての新築住宅・非住宅に対して、省エネ基準の適合が義務化されます。 (一部免除される建物はありますが)
今回は、住宅に特化してお話をしたいと思います。
上の表に記載されていますが、今回、建築基準法で定められた数値は、等級4・断熱性能(UA値0.87)が住宅に求められている数値になります。
一般の方が、UA値0.87といくらと言われてもピンとこないとは思いますが、ドイツ・イギリスではUA値0.26が標準になっており日本の約3倍の性能差があり断熱の考え方ではかなり低い数字になっています。
日本でも2030年に現在のZEH基準(日本の基準UA値0.6)に水準に引き上げることも予定されています。
又、建物を省エネ化することで、今までと大きく変わってしまうのが建物の重量が重くなることです、つぶやき①でお話した建物の構造の耐震等級に繋がる話しになり、柱の小径を大きくしたり、耐力壁を多くするなどの構造的な補強が求められコストが掛りなおかつ、断熱性能アップでのコストも掛かります。しかし、これらはこれから住まいをする大切な家です。
ここでコストを削ると耐震性が下がったり、断熱性能が下がることによってランニングコストが掛り、将来後悔することになるので、決して削らずに最適な落としどころを、設計士又は住宅会社等と話をして決めて頂ければと思います。
分からないことは、納得するまで聞いて頂ければ、成功の家づくりになると思いますよ😲
参考までに、地域区分別 断熱等性能等級と外皮平均熱貫流率(UA値)表を付けます
富山県は基本 省エネ区分5地域になります。
見て頂いてお役に立てば幸いです ( ´艸`)
次回つぶやき④では、断熱性能UA値ついでにC値に関する、お話をしたいと思っています。
師走に入り今年もあと1か月を切りました。
これからの時期は、なにかと忙しくなってきますが、皆さま体調を崩されませんようご留意ください。