見学予約 資料請求 ご相談

スタッフブログ

2024.05.3 (金)

部長のつぶやき ② ~ 知っておいてほしい、特例の廃止 ~

KYOWA HOME 部長の柳川です。

これから家づくりを進める方へ、いろんなことを調べられて勉強されていると思います。
ご存じの方もおられると思いますが、2025年問題住宅業界において大きな変革の年になります。

まずは、

4号特例建築物の廃止 何のことやと思われますが、今まで建ててきた、普通の住宅のことです。

これからは、
新2号建築物(木造2階建て、200㎡超等)、新3号建築物(木造平屋建て200㎡以下)

と、変更になります。

何が大きく違うかですが、「新3号建築物」は確認申請書・図書の他に、「構造関係規定等の図書・省エネ関連の図書」を新たに提出する必要があります。
あと、注意してもらいたい点は、審査期間ですが、現行の4号特例の期間は7日以内でしたが、新2号建築物では、35日以内になります。
実働で考えると、約2ヶ月は必要になるとお考え下さい。
住宅の契約をして、確認申請書を審査期間に提出してから最短でも2ヶ月後の着工になり、完成時期などについては注意してください。

また、注意する点として、今回はあまり触れませんが、省エネ適判が必要になります。(ほとんどの建物が対象だと考えて頂ければよいです)
何が問題になるかと言うと、建築主(代理で住宅会社または設計事務所等が提出)が確認申請図書を確認検査機関に提出しますが、検査機関は省エネ基準適合確認をするために、省エネ適合判定申請機関から発行される省エネ適合判定通知書を確認してから、確認済証交付になります。
省エネ判定申請の審査期間は35日以内となっています。
気づかれた方もおられると思いますが、確認申請書の審査期間35日以内、省エネ適判審査期間35日以内と同じ日数です。
すなわち、省エネ判定を確認申請より早く出す必要があります。

4号特例建築物の廃止後、これまで以上に家づくりの期間が長くなります。
家づくりは大きな決断の連続、
入居希望時期などを明確にし、余裕を持ったスケジュールで進めることが、”満足できる家づくり”の一つのカギとなるでしょう。

読んで頂いてお役に立てば幸いです ( ´艸`)