見学予約 資料請求 ご相談

スタッフブログ

2025.06.2 (月)

部長のつぶやき⑥

KYOWA HOME 部長の柳川です。

●今、流行の“GX志向型住宅” 今年の目玉の補助金対象住宅(補助金最大160万円)です。

GXとは、「グリーントランスフォーメーション(略して「GX」)」

【温室効果ガスの排出量は、経済活動と比例するとされてきましたが、排出削減と経済成長の両立を実現するという社会変革が注目されています。この社会変革に向けた取り組みをGXと略しています】

事業主としては、GX補助住宅を建設するにあたり、会社としてGXへの協力に係る意志表明をして、GX建築事業者登録をする必要があります。(登録していない会社等GX補助住宅は建てられないので注意!)

GX志向型住宅の基準

断熱等性能等級: 6以上(全7段階の上から2番目)

一次エネルギー消費量削減率: 再生可能エネルギーを除いて35%以上削減、再エネ込で一般地域は100%以上、寒冷地(地域区分1・2)は75%以上削減

多雪地域、都市部狭小地等は要件なし(富山県対象)

HEMSE導入:  ECHONET Lite AIF仕様」に対応製品

対象外地域
①土砂災害特別警戒区域
②災害危険区域
③立地適正化計画区域内の居住誘導区域外
④市街化調整区域かつ土砂災害警戒区域または浸水想定区域(浸水想定高さ3m以上の区域)

対象外区域内に立地する場合でも、特例はあり確認が必要です

入居・完了について: 戸建住宅 令和8年7月31日
           共同住宅等 令和9年4月30日

削減率35%以上とするためには? 【基本 性能基準で計算】

①採用設備のポイント 【段冷房】
【推奨】エアコン(壁付け)
▪区分(い)とすると、削減率大
▪小能力時高効率型コンプレッサー搭載機種だと、さらに削減率大
▪審査時に消費効率区分が決定してない場合(施主支給等)は、「対策なし」としても、他の設備でカバーできる場合がある

温水床暖房
▪温水床暖房を採用する場合は、ハイブリット給湯機(給湯・暖房一体型)を採用しないとクリアは難しい

②採用設備のポイント 【換気】
【推奨】第1種換気(熱交換あり)
▪熱交換ありの場合、暖房エネルギーを大幅に削減できるため有利

ダクト式第3種、壁付け第3種換気
▪比消費電力を計算して効果を評価する方法とすること

③採用設備のポイント【給湯/熱源】
【推奨】エコキュート
▪JIS効率3.4以上(3.6以上は削減率改善の影響が小さい)

■エコジョーズ
▪モード熱効率90%以上

④採用設備のポイント【給湯/節湯】
■【優先①】浴室シャワー水栓
▪小流量吐水機能(節湯B1) ⇒約1%改善
▪手元止水機能(節湯A1) ⇒約1%改善
▪両方採用⇒約2%改善

■【優先②】配管方式
▪ヘッダー方式(配管径A13) ⇒先分岐方式から約1%改善

■【優先③】高断熱浴槽
・高断熱浴槽採用⇒約1%弱改善

⑤ 採用設備のポイント【照明】
■【推奨】全室・全ての機器でLED採用
・調光、人感センサーの効果は小さいため無理してつける必要はない

 

                    建物プランによる削減のポイント



               プランのポイント(削減率が出にくいプラン)


■総2階プラン

■主たる居室が小さいプラン(非開放的なプラン)

上記2つのプランは注意!

☑他プランで削減率35%を満たした断熱・設備仕様でもクリアしない場合があります。
プラン毎に検討が必要です。

☑“削減率”のみ検討するとこのような結果に。
(実際の熱損失が少ないプランとは矛盾する…)

     

                          設備仕様UP or 断熱性能UP


GX志向型住宅に対応する場合、設備仕様UP・断熱性能UPどちらで対応すべき?







※これらのことを考慮されて、プランをご自身で考えてプランを作るのも、家づくりの楽しみになるかと思います。
一度プランを考えてみるのも面白いと思いませんか?

住宅会社にプランを持ち込んでみてはいかがですか?

きっと楽しい家づくりとなること請け合いです‼ ※個人の意見です…私なら楽しいのですが(笑)

読んでいただき、お役に立てば幸いです ( ´艸`)